The purpose of life~愛を探して

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* 「二宮さん、昨日はどうもありがとうございます。 あなたのおかげで、本当に素晴らしい誕生日になりました。」 「違いますよ。 三沢先生と一緒に過ごせたから、お母様は幸せな一日が過ごせたのだと思います。 昨日は美容院にもお連れしましたから、お疲れじゃなかったですか?」 「いえ、至って元気でした。 綺麗にしてもらって、本人も気分が良かったのだと思います。」 「それなら良かったです。 あ、それから、新居のことですが、少しみつかりました。 もし、お時間が取れるのなら、週末にでもご案内しますが…」 「あ、ありがとうございます。 俺は特に用事はありませんので、二宮さんのご都合の良い時に、よろしくお願いします。」 一体、いつの間に探してくれたんだろう? 彼女もいろいろと忙しいはずなのに。 そもそも、週末は彼女も休みだ。 それを俺のために使ってくれるとは。 謝礼金を包むべきだな。 考えてみれば、昨日も完全に俺の私用に動いてもらった。 坂田にも一応話しといた方が良いかもしれない。 彼女はこの事務所の従業員なんだから。 俺は、坂田をランチに誘った。 「遥香さんとはどうなった? なかなか美人だし、良い人だろう?」 「あの日は本当にびっくりしましたよ。」 「正直に言ったら断られるんじゃないかと思ってな。」 「断りませんよ。 俺だって、結婚したくないわけじゃありませんから。」 「そうなのか?」 坂田は意外そうな顔をしていた。
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