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果てる 果てない 一度きり
夏の思い出に
お化け屋敷へ行きたいな
暗闇 恐怖
それは 作られた 空間
非日常 二人で
感じたいから
誘って
良いよって
言ったのに
お化け屋敷に行く日の朝
君は 部屋で
ひっそりと 生き絶えていた
数年後
ぼくは まだ 癒えずに いた
だけど ふっと 思いが降り立ってきた
そうだ
お化け屋敷に行こう
きみと 行く予定だった日は
数年前の 今日だ
ふわっと 空気が 流れるように
ぼくは 出かけたよ
お化け屋敷の中
暗闇 恐怖
作られた 空間
ある部屋の中
お化け人形 こちらに向かってくる
けたたましい音 鳴り止んだら
くぐもった声 身体を揺さぶってくる
目を閉じて
やりすごそう
声が止んだ
目を開けたら きみがいた
さぁ こっちへ来て
手を差し伸べた きみ
追いかけて 行くよ
ぼくは きみと
重なる
意識も 深淵へ
落ちて 落ちた
お化け屋敷 行こうとしたら
一人目 命果て
お化け屋敷 行ったなら
続けて 命果てる
心中の地に
作られた お化け屋敷
呪われているのか
選ばれた者だけ
呪われる
それが 定め
選ばれた者
足を踏み入れたら
一度きり
過去の怨念に
選ばれた者は
悲しき 宿命
選ばれた
愛し合う者たち 引き裂いて
人生 地の底
果てさせる
過去の怨念
昇華させ
無限の ループ
断ち切るまで
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