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第10話① 店舗管理責任者ヒカル!?~内部統制編~
今日は、ヒカルの初出勤かつ制服のサイズチェックの日である。
「おはようごっざいまーす!今日制服よろ〜!店長!」
「テンション高いですね・・・」
「そりゃそうじゃん!だって今日は制服の試着だもん!このお店の制服超可愛いって前から思ってたんだ〜!」
「そうですか。じゃあ早速ですけど、事務所の更衣室に、試着用の制服があるので、自分のサイズの制服着てみてください」
「え、これって既製品なの?」
ヒカルが尋ねる。
「そうですよ。まさかオーダーな訳ないでしょ・・・」
「え〜、萎える〜。人生で初めて、オーダーの服着れると思ってたのに〜!」
「それは残念ですね。」
「店長に採寸してもらうつもり満々で来たのに〜」
ヒカルが少し茶化して言った。
シュウイチは、少しドキッとしたが、
「いいから、早くサイズ合わせて仕事してください!」と照れ隠しのように言った。
「ちょっと店長、童貞〜?やだ〜(笑)」
「いいから早く!」
少しして、制服姿のヒカルが姿を現した。
「どう店長、似合ってる〜?」
シュウイチは、少し言葉に詰まった。素直に可愛かったかだ。
「い、い、いい感じですね」
「何その反応(笑)やっぱ店長童貞でしょ?」
「それは、いいから!仕事の事は和泉さんに教えるよう頼んでるから、早く和泉さんのところ行って!」
「はいはい、じゃあ店長、今日からよろしくお願いしま〜す!」
ヒカルが和泉の元へ向かう後ろ姿に、シュウイチは見とれていた。
シュウイチは29歳。未だ童貞である。
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