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「うん、みんなのおかげだよ」
「協力してくれてありがとう」
「ただ一緒に遊んだだけだろ？大したことないって！」
天晴は得意げだ。
「ぼくも貴重な経験ができて良かったです。幽霊って本当にいるんですね」
カゲはいつもの仕草でメガネを直した。
「90%は、この完全無欠のお嬢様！麻生聖花のおかげってことを忘れないで」
聖花は服についた土埃を払った。
「じゃ、削除しようかな……」
デッドグラムのアプリを削除しようとしたら、通知音が鳴った。
ピコン♪
「え……」
わたしは恐る恐るタップした。
画面に内容が表示される。
【なまこさんにフォローされました。フォローバックしますか？】
【天丼さんにフォローされました。フォローバックしますか？】
【ねこにゃんさんにフォローされました。フォローバックしますか？】
【AJさんにフォローされました。フォローバックしますか？】
【メグメグさんにフォローされました。フォローバックしますか？】
「フォ、フォロワーが増えてる……しかも五人」
自分の手が震えるのを確かに感じる。
「これって全員幽霊ってこと？」
天晴、カゲ、聖花の視線がわたしを刺す。
「もうSNSやめたい！！！！」
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