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プロローグ
僕が彼女の事を知ったのは半年前のこと。
新学年が始まって一発目の席替え。
教室の1番後ろベランダ側の端の席になった僕、松樹優輝の隣の席は少し無口な女の子だった。
彼女の名前は安湯田琴葉。
クラスで友達と呼べる子もおらず、孤立していた。
そんな彼女のことを世間一般的に陰キャといい、それに対する僕は陰キャと陽キャの間であると思う。
僕は陽キャと呼ばれるタイプの男子と良くつるんでいた。
そんな僕がまさか陰キャと呼ばれる安湯田琴葉と関わることになるとは思わなかった。
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