『超・妄想コンテスト』殺人事件〜死へのカウントは8000文字以内

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※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ~プロローグ 獲物が身を(よじ)るたび、心地よい手応えが手のひらを伝う。(うめ)き声に共鳴したように首筋はドクドクと脈を打ち、手袋越しでもその感触を味わえるほどだ。 よほど苦しいのだろう、ガラスに拳を叩きつけ、写る顔は恐怖と苦悶で歪んでいる。窓ガラスは苦痛を代弁するよう、ギシギシと悲鳴をあげた。 「広海(ひろみ)、君がいけないんだよ」 膨らみ始めたばかりの腹に目を遣り、両の手を重ねて力いっぱい締め上げた。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
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