第12話「まどろみ」

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アッシュ・ゴールド・ジュニアがジャックの影がある事に気付いてから数日後…NYにあるとあるHOTELではパーティーが行われていた。 ??「皆さまっ!!!?本日はお忙しい中お集まり頂き誠にありがとうございますっ!!!?私はこのパーティーの主催者の1人デルカド・シモンズと申しますっ!!??」 デルカド「さて…皆さまもご存知の通り…このパーティーは一部の人間しか知る事のない特別なパーティーでございますっ!!!?」 デルカド「そして…我がパーティー最大の見所はこの…「フィッキングエア」と呼ばれるヒューマンネットワークシステムの存在ですっ!!!?」 デルカド「こちらは皆さまから得た特殊な情報を元にして…全世界のコミュニティーと連絡を取れる画期的なツールとなっておりますっ!!?」 デルカド「まだ試作段階ではありますが…このフィッキングエアを活用することによって将来的に全世界33の拠点と連携して取引をすることを可能としておりこれまで以上に…「貿易」が盛んになる事は間違い無いでしょう?」シモンズは淡々とそう話しながら…辺りを見渡してフッと息を吐く。 そして…周囲の反応を見ると満足げな顔で続けてこう話す デルカド「また…その内の1つである…NSAは既に我社と専属契約を結んでおり…こうしてる間にも全世界から皆々様の為に貴重な検体を運んでいる最中でございます」 デルカド「これらの検体の多くは医療機関での人体解剖の為に使われる事が確約しており…心臓移植や肝臓移植などを必要としている方々を救う為に活用される見通しとなっております」シモンズはそう言うとニンマリ笑ってパーティー会場を見渡した。
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