第12話「まどろみ」

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そして…シモンズがそうして意気揚々と得意げに話していたその頃…ロゼッタはパーティー会場にある数多の視線を潜り抜けて…オルティアスと接触していた。 オルティアス「やぁ?キミは…リアンヌ・ハーパーだね?」 ロゼッタ「ウッフ(笑)!!!?よくわかったわねっ!!?」 オルティアス「君ほどの美人をボクが忘れる訳無いだろう?何せキミはこの界隈では有名人だからね?」オルティアスはそう言うと…ニンマリ笑って不敵な笑みを浮かべる。 ロゼッタ「ウッフ(笑)!!!?流石ね?そう言う貴方は医者かしら?」 オルティアス「凄いね?よくわかったねっ!!?」 ロゼッタ「みればわかるわっ!!!?貴方のその目?女を釘付けにするキレイな目をしてるもの!!?」 ロゼッタ「特権階級がだけが持ってるモノよ!!?」 オルティアス「褒め過ぎだよっ!?僕なんか現実では全然ダメさっ!!?」 ロゼッタ「そんなこと無いわっ!!!?もっと自信を持って貴方は最高の男なのよっ!!?私が今まで会った誰よりもね(笑)っ!!!?」ロゼッタはそう言うとオルティアスをジッと見詰めるとニンマリ笑う 数秒後…男は誰かの視線に気付くと辺りを見渡す オルティアス「心の声(何だ?今の視線は?)」 オルティアス「心の声(誰かがこの私を見ていた?)」 オルティアス「心の声(いやっそれよりもこの女の臭いは何だ?)」 ロゼッタ「ウッフ(笑)!!!?どうされましたの?私の顔に何かついておいでですかっ!!!?」ロゼッタはそう言うと耳元でそっと息を吹き掛ける。
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