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「んーー、〝夏祭り〟行こうと思って」
私が行きたいと、めちゃくちゃ思っている、
〝夏祭り〟をサラッと口に出す浮羽くん。
そんな浮羽くんの言葉に...............
--------------バンッ!と、机を叩いて。
「えっ、えぇぇぇっ、浮羽くん!
そ、そそれは、私も行きたいよ‼︎」
大きな声を上げる私。
「だって、ゆー、〝課題〟終わってないじゃん」
ぅ、しっ、辛辣過ぎる............っ‼︎
本当のことだけど、
何も〝留守番〟ってこともないし。
(すっ、少しぐらい行ったって...............)
そう、心の中で思っていると。
「いや、少しもだめだからね。
てか、そんなに課題終わらないとか、変。
ゆーっ、授業、まじめに受けてんのに」
私の心を読んだ後に、
サラッと、悪口言ってから。
-----------ガチャと、
扉を開けて、浮羽くんは私の部屋を出て行った。
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