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浮羽くんに引かれるままやって来た.........
というか、戻って来たのは私の部屋。
せっかく夏祭りには行ったのに、
肝心の〝わたあめ〟は結局買えてないしっ‼︎
そう思っていると.....................
「ん。これ、ゆーにあげる」
「浮羽くん............っ、これっ、」
浮羽くんから手渡されたのは〝わたあめ〟
絶対食べられないと思ってたのに............
「ずっと食べたがってじゃん」
そう言って私の頭にポンッと手を置く浮羽くん。
そんな浮羽くんの、
優しさに胸がきゅうっとなって。
「うっ、浮羽くんってば、大好きっ‼︎」
そう言って、気づけばわたあめを置いて、
──────ギュッとハグした私。
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