素面です

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売れない作家の私は、もう一旗あげたい! と今までと趣向の異なる新作を書いた。 知己の編集者さん宛にそれ行けぇーっと原稿を送った。 えらく褒められた上で書籍化された。嬉しかった。 読者様からいただいた感想の大半は「先生、ヤバいお薬やってませんよね」だった。 作品を推した編集者さんは、お薬漬けだったことが判明して後日捕まった。 お薬になど漬かっていない素面の私は二重に落ち込んだ。
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