序章

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登校日、僕は落ち着か無かった。 京本から活躍の場を奪えたか、とそわそわして居た。 「昨日さ、未成年とバレたよね」 早速、配信の話題が飛び込んできた。 「あれさぁ、絶対に内の中学の奴でしょ」 藤井は余裕のある笑みを浮かべながら返した。 僕には、緊張が走った。 バレたらどうしよう。 喋れない僕に話し掛けて来たらどうしよう。 中学生と云う多感な時期とは云え、流石にリスクが大きい行動だったと反省した。 此のままでは、ネット弁慶等と見下され、内気な僕は虐められる。
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