序章

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式が閉幕し、担任だという教師を先頭に、自分達の教室へ向かう。 各々、黒板に従い、席を見つけた頃合い。 「それじゃあ、皆に自己紹介してもらおうか」 特技。 僕にとっては、かなり困る項目だ。 何とか捻り出したのは、 「指を反対まで曲げられます」 スケジュールが押して居てか、披露せずに終わらされた。 曲げると言って見せられないので有れば誰でも言えるでは無いか。 無い也の特技まで否定された気分だった。
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