序章

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自己紹介が終わり、 「では、教室や施設を見て行きましょう」 と、再び、二列で担任に付いて行く。 二階へ上がる階段へ差し掛かった頃には、二人の男子の談笑が聞こえる。 小学校からの付き合いなのだろうか。 少し焼けた者と、色白に眼鏡を掛けた優しい口調の者。 (こういう人達となら、友達になれそうだな) そう思いながら、話しかけられずに居た。
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