一日一◯

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一日一◯

なぁ、この漢字ってやべぇよな… 俺なんか1日一回は言ってそうな気がするよ… 特殊能力?を持っているが、な男子高校生による話が始まった。 とある日の放課後。 寛「なぁ、この漢字ってやべぇよなぁ。俺なんか1日一回は言ってそうな気がするよ。これ程までにしっくりくるってなかなかねぇよなぁ。」 治「そうだな。これは画数もやべぇし、一回書いたって書き方覚えられんしな。そして、何か業業しいよな。」 寛「その漢字でぎょうぎょうしいって言われると、何か違う意味に聞こえるぞ?」 治「いや、その前に。お前!口で喋ってんのに、なんで漢字がわかんだよ!?」 寛「いや、俺の耳は特別製だからよぉ。微妙なイントゥネェーシォンの違いによって、聞き分けられんだよ…!」 治「いや、地味にすげぇな、その能力!いや、聴力か。無駄感もすげぇけど。あと、英語の喋り方が腹立たしい感も否めないが。」 寛「ひでぇな…ぁ。治。俺は、この俺だけに与えられた神からのグィフトゥで一生食べていこうと思ってたのによぉ。俺もう、その一言で鬱になったわ。」 治「いや、メンタル弱いにも程があるだろ!!あと、食べていけるわけ無いだろ。そんな能力で!」 寛「もう、俺。未来に希望が持てんわ。超、鬱。」 治「いや、目の前にその1文字があるからって、使いすぎだろ!」 寛「しょうがないだろ。お前がひどいことばっか言うから。今日はもう、一日一鬱じゃなくなったじゃないか…」 治「普通のことしか言ってないような気がするんだけどな。あと、そんな悲しい四字熟語を作るなよ…まぁ、それはそれとして。」 治「そんな能力があるんならさ。変えてみたら、良いんじゃね?」 寛「何を…?」
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