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「身勝手だったと思っています。今までに何度も後悔しました。若気の至りなんて言えない歳だし、今更何が、と考えていました。でも…お二人と話していて、そんな私とは別れを告げねばと。」
「娘さん達はそれを知っているの?」
「サンヴラドは知っています。ジル、ホックは知りません。当事者でもあるルナ本人はその記憶に蓋をしているようです。」
そう話された二人は何も言葉を返せなかった。
「私に今できることは──遺されたものをちゃんと活かして──これ以上後悔しないことです。」
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