お薬おやつ

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お薬おやつ

チョコレートは私たちの時代は貴重品だったので、滅多に食べることが出来ませんでした。だ から虫下しのチョコレートがウエハースの中にありましたので、病気が治った後も、母にチョコレートちょうだい、チョコレート頂戴と何度もせがむもんですから母は困ってまして教育上甘えさせることはさせず、肝油ドロップを湯田幼稚園でかって食べるのが私たち唯一のお菓子のようなものでした。其れとクリームパンやジャムパンやサンドイッチをリュックに入れていつもかかえてまして萩市むつみの家に泊まるときは金ちゃんヌードやおかきなどを白いリュックに詰め込んで持って行っていました。 その鮎川に行ったとき、ヤンマーのCMの農家の伯父さんが言ったやっぱヤンマーがええのう。と言う台詞を私がリライトしてやっぱ高左コンバインじゃのう。と言っ てソ連に5年間抑留されて帰ってきた鮎川の伯父さんに実の孫のようにかわいがられ、けんちゃん、けんちゃんと父母のようによぶもんだから私はうれしくて仕方なかった。そして寝る時も風呂に入るときも、伯父さんと一緒に共にした。後ラムネ菓子の事を薬薬と言って食べてました。昔の話です。
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