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中村大和sideー謎が謎を呼ぶ事件ー
煌弥が、玲ちゃんを連れて帰って来てから、5階にあるプライベートルームに篭ったまま、出て来なくなって1週間が経った。
「煌弥って絶倫だったか?」
問い掛けてきたのは、涼。
「絶倫とかじゃねな。その上だろ?」
涼に答えたのは、拓海。
俺にとっては、どうでも良い話題。
そんな事より仕事を熟してもらわないといけないし、卒業式にも行かないといけない。
我慢にも限度と言うものがあるから、俺は椅子から立ち上がる。
「大和、便所か?」
拓海の問い掛けに『違う』と言って、1階のリビングを出てから5階にある煌弥の仕事部屋へと向かった。
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