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「俺達3人は、煌弥の補佐と煌蓮の情報担当をしている。そんな俺達は、玲ちゃんの事を何回も調べてきた。だけどロックがかかって、ほんの一部の事しか分からない。だから、玲ちゃんの事を知りたいと思っている。そして、玲ちゃんを狙い、煌弥まで狙ったのが誰なのか知りたい」
玲ちゃんは、煌弥の顔を見る。
煌弥と数秒見つめ合った後、俺達に向かって言った。
「これから、話す事は、全て本当の事。話している途中で分からない事があれば、質問してくれても構わない。だけど、話せない事もあるから許して欲しい」
玲ちゃんが言った言葉に俺も涼も拓海も頷いた。
「きっと話しが長くなるから、ミネラルウォーターをもらって良い?」
玲ちゃんが、煌弥に問い掛けると『大和』と俺の名前を呼んだ。
ソファから立ち上がり、部屋にある冷蔵庫から500mlのミネラルウォーターのペットボトル5本を取り出す。
煌弥のデスクに、2本置いてから涼と拓海にも渡した。
その後、俺がソファに座ると話しを始めた玲ちゃん。
「大和が調べたように、私は1歳まで乳児院に居た。
その理由は、私は駅のコインロッカーに捨てられていたから」
玲ちゃんは、どこか他人の事のように話す。
心がない事は知っていたけど、此処まで言葉に感情がないとは想像していなかった。
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