中村大和sideー謎が謎を呼ぶ事件ー

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「ここから話すのは、煌蓮にも関わって来る事」 玲ちゃんの言葉を聞いた煌弥が『話せ』と言うと、また玲ちゃんが話す。 「アヤナミに居た人間達は、この街に住んでいる。それも一般人として生きている。そんなアヤナミの人間達は、他人を操る事が出来る。お金を渡したり、覚せい剤を渡したり、色んな手段で他人を操る。そして、アヤナミの人間達は、煌蓮が出来た事を知った。煌蓮は、アヤナミの人間達が操る者達を、次々と潰していく。それがアヤナミの人間達にとっては許せなかった。だから、煌蓮のトップである烏を殺す事にした。それも他人を使って。私は、誰よりもその情報を手に入れ、行動に移した。だから、烏を庇ったんじゃなくて、アヤナミの人間達の邪魔をした私が撃たれた事になる」 一般人になりすまし、金を渡したり、覚せい剤を渡したり、色んな手段で他人を操る。 それが、アヤナミの人間達だと玲ちゃんは言った。 それに、煌弥が煌蓮を創ったのは、高校生になってからだ。 今の煌蓮として活動したのは、高2年の秋。 その前からアヤナミと言う組織があったと言うのか? だが、貴島組も警察も、そんな事は知らない。 所謂、闇の組織って事になる。 その組織の動きを邪魔する為に動いたと言った玲ちゃんが言う烏が誰なのか分からない。 だから、俺は玲ちゃんに問い掛ける。
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