347人が本棚に入れています
本棚に追加
「大和は、ボスが卒業式に出席するか?悩んでるようだけど、俺は、アヤナミの事の方が気になる」
そう言ったのは拓海で、俺達より年が2つ上。
メンツ達の中には、数人年上が居るけど、俺達はそんな事は気にしていない。
「アヤナミの人間達の顔は、玲ちゃんしか分からないから、玲ちゃんに聞くしかないと思う」
「その前に、もう1度調べてみるのも有りだろう。それに俺達が直接アヤナミの事件を調べた訳じゃねぇ。なら、1から調べる必要がある」
『確かに』と答えた涼の後に『拓海の言う事は正しい。今から調べてみるか』と言うと頷いた涼と拓海。
リビングに戻ってから、パソコンを操作しながら、アヤナミの施設の事を調べていく。
だが、迷路に迷い込んだ様な感覚になる。
厄介な事件だと思った。
最初のコメントを投稿しよう!