350人が本棚に入れています
本棚に追加
数時間後、リビングに入って来た煌弥と玲ちゃん。
「その情報間違っている」
俺のパソコンの画面を覗いた玲ちゃんが言った言葉の意味が分からない。
俺がアクセスしているのは、警察のパソコンだ。
「その情報は書き替えられている。アヤナミの人間達は、頭脳犯。書き替える事も簡単に出来る。それと、煌蓮に関してもロックが甘い」
玲ちゃんに言われ、椅子から立ち上がると、俺が座っていた椅子に座った玲ちゃんはパソコンを操作した。
「拓海、煌蓮の情報調べてみて」
玲ちゃんが言うと、パソコン操作をした拓海。
「これ、どうやったんだ?」
拓海の言葉を聞いて、俺はパソコンを覗く為に拓海の後ろに移動した。
パソコンの画面には〈Error〉と出ている。
玲ちゃんがパソコンを操作したのは、僅か数分。
唖然とする俺と涼と拓海。
「自分が優れているとは思っていない。上には上がいると思いながら、現状に満足する事なく、努力して生きていく事が大切。私は、いつもそう思い努力してきた」
玲ちゃんが言った言葉に返す言葉が見つからない。
『参りました』と言った拓海は頭を下げている
煌弥が突然、『俺の情報を調べてみろ』言った。
最初のコメントを投稿しよう!