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第1話 開通
みんなは世界の終わりと聞いて何を思い浮かべるだろうか?
核戦争による人類滅亡?地球外生命体による侵攻?AIによるシンギュラリティの到来?
とまあ、おおよそ人類の滅亡=世界の終わり、と考えてることがほとんどだろう。
ただし人類を滅亡させる方法は数あれど、どれも机上の空論、実行するにはいささかハードルが高すぎる。
ただある一国、とりわけ島国である日本という国を亡ぼすのであればどうだろうか。
もちろん人類滅亡や日本滅亡なんて空想にすぎないし、正直そんなことは起こるはずがないと思っていた。
ただ…
『起こっちまったもんはしょうがない』
時間は巻き戻らない
目の前の現象は夢ではない
まぎれもない現実
「なんなんだよ…これ…」
そんな映画のような言葉も、つい口から漏れ出してしまうほどのありえない光景。
こんな世界はアニメやゲームの中だけで、実際にはありえないと思っていた。
少なくとも俺、星谷信近は
さっきまで、こんな超常現象とは無縁の普通の高校生だったはずだろ!
みんなは世界の終わりと聞いて何を思い浮かべるだろうか?
核戦争による人類滅亡?地球外生命体による侵攻?AIによるシンギュラリティの到来?
とまあ、おおよそ人類の滅亡=世界の終わり、と考えてることがほとんどだろう。
ただし人類を滅亡させる方法は数あれど、どれも机上の空論、実行するにはいささかハードルが高すぎる。
ただある一国、とりわけ島国である日本という国を亡ぼすのであればどうだろうか。
もちろん人類滅亡や日本滅亡なんて空想にすぎないし、正直そんなことは起こるはずがないと思っていた。
ただ…
『起こっちまったもんはしょうがない』
時間は巻き戻らない
目の前の現象は夢ではない
まぎれもない現実
「なんなんだよ…これ…」
そんな映画のような言葉も、つい口から漏れ出してしまうほどのありえない光景。
こんな世界はアニメやゲームの中だけで、実際にはありえないと思っていた。
少なくとも俺、星谷信近は
さっきまで、こんな超常現象とは無縁の普通の高校生だったはずだろ!
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ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ!
けたたましい目覚ましの音で目が覚める。
時刻は朝の7時
「んん...起きるか...」
もぞもぞと布団から起き上がり、手早く布団をたたみ上げ、冷凍庫からパンを一枚トースターへ。
パンを焼いている間に歯を磨き顔を洗う。
これが一人暮らしの俺の、毎朝のモーニングルーティーンだ。
(今日の気分は…バターかな)
冷蔵庫からバターを取り出しパンに塗る。
気分で選べるよう、常に冷蔵庫にはバターか何かしらのジャムを常備している。
割とグルメの自覚はあるが、グルメのラインが低すぎるといわれれば、そうかもしれない。
そんなことを考えつつ、リビングの椅子につきぼーっと朝のテレビを眺める。
テレビからは連日にぎわっている企業の不祥事、芸能人のゴシップなどが目まぐるしく流れてくる。
正直興味はないが、朝のBGMにはちょうどいい。
朝ご飯を食べ終え、制服に着替えたところで…
ピン、ポーン…
慎ましめのチャイムが鳴り、今が7時45分であることを自覚する。
毎朝ぴったりの時間に家に来る奴といえば、俺が知る限り一人しかいない。
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