エピローグ

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エピローグ

「終焉剤」区分1.「緑化剤」は使用して10年が過ぎ地球温暖化対策として効果はあったが無知な人及びお金が無い人において「緑化剤」を使用する事無く遺体が不法投棄され社会問題となった。 この問題を受け近藤製薬は新たな「くすり」として今後開発を進めていた… それが近藤製薬が新たに掲げたコンセプトである「自然に優しい常にリサイクルを」であり… それが遺体の食糧化であった… 遺体の食糧化において近藤製薬が開発した「くすり」は軟膏剤であり肛門から注入する方式でコンセプトでもある「自然に優しい常にリサイクルを」を主眼とした遺体の食糧化であった。 近藤製薬の「くすり」は「終焉剤」区分3.「死食剤」と命名されていた。 そして「くすり」は現在開発中で国の認可が下りるかが1番の焦点となっていた? 次に「終焉剤」区分2.「極刑剤」は進化し死刑囚以外にも使える様に近藤製薬は開発を進めていた… 「極刑剤」は死刑囚に使用する「くすり」であり被害者家族などの思いを叶えた「くすり」であり国からも好評であった。 そして死刑とはならない極悪非道な犯罪…詐欺・強盗に適合した「くすり」を近藤製薬は開発していた。 コンセプトは「終焉剤」区分2.「極刑剤」同様「犯罪を凶悪者・異常者から受けた被害者の為の救済」とし区分4.「弱刑剤」と命名されていた。 「極刑剤」は死刑囚が対象となり服用すると自分が起こした犯罪の幻覚を体験し1年をかけて処刑される。 「弱刑剤」は「くすり」の名前同様死刑を免れた犯罪者が服用する「くすり」であった… 「弱刑剤」も「極刑剤」同様であり犯罪者が行った行為が幻覚となって現れる… 例えば詐欺や強盗を行い人を傷つける事無く逮捕された場合その内容にもよるが「弱刑剤」を服用して描かれる幻覚は恐怖であった… この様な詐欺、強盗を行いその行為は死刑に当たる犯罪である幻覚を… それは現在この国の死刑は絞首刑…首吊りと電気椅子でありその幻想を刑期中繰り返し繰り返し植え付ける。 その幻覚は生きる希望を奪う事でもある? そのダメージが「弱刑剤」の利点でもあった。 そして警視庁から「終焉剤」区分2.「極刑剤」区分4.「弱刑剤」について… ACジャパンなどの広報機関で説明し罪を犯すと考えられない罰を受ける事を知らしめとしていた… すると年々犯罪は減少して…これも刑を「くすり」によって裁く事が進められた成果でもあった。 そして、近藤製薬は人類のこれからを考え… 野心的に「くすり」を国に提案していく所存であると… 完
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