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雅美の手を引きお店へと誘う。
「ここだよ暑いから早くはいろ。」
「はい。」
中に入ると着物を着た女性が迎えてくれた。
「結人さま。昨日の座敷でよろしいですか?」
「はい。今日は2人なんだ。」
結人はニコッと微笑んだ。
「おこしやす。。こちらへご案内させていただきますね。」
通された座敷は2人では広すぎる作りだった。
「この部屋は昨日と違うんだけど」
「昨日のお座敷では少しお狭いかと。」
「有り難う。決まったらタッチパネルだよね。」
「はい。宜しくお願いします。ただいまお水をお持ちいたしますね。」
2人は向かい合って座った。
「何にしようかな。湯葉は決まりで京野菜とか食べたいよね」
「そうですね。」
「俺はかつ鍋御膳と湯葉定にしよう。後京野菜のステッィク。後、刺身盛り合わせと、揚げだし豆腐と冷奴かな。雅美はどうする?」
「僕は湯葉定食で。」
「じゃあ頼んじゃうね。」
「お願いします。」
一通り頼んで待っていると、お冷とお茶が運ばれてたきた。
「お食事の方もう少しお待ち下さいね。」
「はい。」
2人は冷たく冷えた水に口づける。
「あー生き返る」
「暑かったから」
「でも夏じゃないと雅美の浴衣姿拝めないし、有り難いと思わなくちゃね」
そう言って結人はニッコリと微笑んだ。
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