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旅館につくなり結人はコンビニの袋を漁ってアイスを取り出す。
「やっぱり溶けてるね」
そう言いながらもカップのアイスを美味しそうに食べ始める。
「栗原お菓子も買ってきたんですか?」
雅美の目がキョトンっとしている。
「夜中にお腹すくかもしれないだろ?出先は特別。これでも普段はセーブしてるんだよ?撮影前は出来るだけ遅くには食べないようにしてるし。」
結人の体型が維持できているのは、元々胃下垂なうえ、普段から運動して気を配っているわけでもあるのだが。
「雅美は少食すぎだよ。」
っといっても1人前はきっちり食べているのでそんなに少食という訳でもないのだが。
結人が基準では少食になってしまうであろう。
「雅美の抹茶1口ちょいだい」
結人は口を開けて待っている。
雅美はスプーンにアイスを載せて結人の口へ運ぶ。
溶けたアイスが指先に溢れる。
「あっ。」
結人は雅美の指先を舐め取る。
身体に電流が走ったようにビクっと雅美は反応する。
「栗原。もぅついてなぃから。」
「まだ付いてるよねぇ、もう1口」
甘えたような口調で催促されると雅美は断われない。
もう一度スプーンにアイスを載せようとするも指先が震えてしまう。
焦れた結人はぐいっと雅美の腕を引き寄せる、バランスを崩した雅美は結人の胸の中へ収まってしまう。
間一髪のとこでアイスは落ちずにすんだ。
「こっちから味わうね。」
結人は耳元で囁き雅美の唇を奪い、そのまま舌を侵入させた。
アイスで冷えた舌が絡まるうちに熱をおびて来る。
雅美の身体から力が抜けて行くのを感じ取った結人は浴衣の合わせ目から手を這わせた。
「はぅ。。ん」
雅美の口から意味不明な言葉が発せられる。結人は暫く雅美の滑べやかな肌を弄る事にしたようだ。
胸の突起を時折指先で摘んだり転がしたり、本格的な愛撫はお預けのまま雅美の顔色を伺っているのだから意地悪な男だ。
「あぅ。。くりは。ら。。。うぅ~」
雅美の口から甘い吐息が溢れる。
焦れったくて思わず雅美は身体を擦り寄せていた。
「雅美のえっち。ふふ。こっちも立ってるね」
結人は嬉しそうに下半身に手を伸ばして雅美のモノを握りしめる。
「イヤッ。」
「雅美はすぐイヤイヤするね。可愛い顔して身体はえっちなんだから。本当はして欲しいんでしょ?ちゃんとおねだりして。」
雅美は恥ずかしそうに顔を背ける。
結人は先端をクリクリしながら滲み出た精液を雅美へ見せる。
「もうトロトロになってるのにこのままじゃ辛いよね?」
結人は雅美に軽い愛撫を施す。
「うん。。あぅ。。あ」
「足りないよね?雅美、気持ちよくして。逝かせてって言ってごらん。そしたらもっといっぱいしてあげる。それまではこのままだよ。」
快感を与えておきながら下半身から手を離し足の付け根をさわさわと擦る。
焦れったくて雅美の顔がトロンと溶けてくる。
それでも結人は肝心な部分をしてはくれない。
雅美は涙をポロポロと溢す。
「泣いても駄目だよ。ちゃんと上手におねだりして」
強い口調で言い放ち、今度は耳たぶを口に含んで舌を這わせる。
1度火のついた身体は些細な刺激さえが敏感に快楽へと繋がってしまう。
雅美は悶えるように体を震わせ、唇をキュッと噛んで快楽を必死に耐えようとしている。
そして我慢できないというように結人の下半身に手を伸ばしたのだ。
結人はビックリして雅美の顔を見る。
それからゆっくりと雅美に口づけた。
雅美の指先が結人の下半身で蠢く。
いつまでたってもたどたどしいその愛撫が愛しい。
「俺の負けだね。一緒にしよう。」
そう言うと結人は雅美のモノをやんわりと揉みしだく。
「イイィ。あぅ。。気持ちぃ。」
雅美の吐息が甘く切なく響く。
どんな小鳥の鳴き声より愛らしく結人の耳に届く。
「雅美もっときつく握って扱いて。」
雅美は促されるように結人のソレを扱く。結人もまた雅美のモノを激しく攻めたてる。
「あぅ。。あん。。ぁん。。」
雅美を抱き寄せ口づけながらさらなる快楽をもたらしていく。
「上手だね。イイヨ。雅美」
「くり。。クリぃ。。はらぁーんぅ。」
雅美の身体が限界を訴えている。
「あぅ。。ぁぁぁ。イキタィ。。逝かせてぇ。。」
「いいよ逝って。。一緒に逝こう。ン。」
結人の愛撫が激しくなる。雅美は結人に身体を預け、そのまま白濁を放った。結人もまた雅美の手を濡らしていた。
二人は触れるだけのキスをした。
そしてそのまま暫く抱き合っていた。
「あっ。。浴衣」
我に返ったように雅美が呟く。
二人の精液で浴衣はネチャネチャに濡れていた。
「どうせすぐ同じのが店で売られるんだから大丈夫だよ。」
結人はあっけらかんとしていた。
「それより雅美。続きしよ。」
結人はニッコリと微笑んだ。
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