結人と雅美くん

33/41
前へ
/41ページ
次へ
「雅美大丈夫?」 「はい。」 「雅美しよ。」 結人が雅美の腰を引き寄せる。 「ま。。まって。。あのお風呂出てからが良いです。」 雅美の顔が赤く染まる。 「じゃあ一緒に入ろう。」 「あ。。あの。メイク落とさないといけないから僕先に行ってきていいですか?」 いつもなら小さく頷いて一緒に、はいってくれるのに。 結人は少しむくれたような顔をする。 「15分後にその。入ってきて大丈夫です。」 「分かったじゃあそれまで待ってるね、お風呂は個人露天風呂になってるんだ。」 雅美はそそくさと鞄からタオルやらメイク道具等の入ったポーチを手にする。 「こっちだよ。」 結人が促す。 「広くて景色が綺麗なんだ。後で一緒に浸かろうね。」 結人は少し名残惜しそうに離れた。 雅美は脱衣所で浴衣を脱ぐと丁寧に折りたたんだ。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加