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先に目を覚ましたのは雅美の方だった午前5時を少し回っていた。
隣で眠る結人の寝顔が愛しい。
今日からしばらく会えないと思うと寂しさを感じる。
僕を補充って言ってたっけ。。
なんて思い出し赤面して、自分もまた結人を求めてたんだなと思い知る。
結人。。
キスしたいな。なんて顔を近づけるもやっぱり駄目だよね。寝込みを何考えてるんだろ朝から自分はっと思考を正す。
結人ならお構いなしに寝てようがご飯中だろうが手を出してくるだろうが、雅美は理性のほうが先に働いてしまう性格である。
「そうだおにぎり作っておこう」
名残惜しそうに結人の頬にそっと手を触れる
(雅美。。ゴニョゴニョ)
聞きとれない寝言が聞こえて雅美の口元がゆるむ。
それからシャワーを浴びてキッチンへと立った。
基本的に器用でシャッターアイの雅美は1度見てしまえばある程度のことは出来てしまうので、料理の腕も中々のものである。
ただ夏の京都は暑いのでお弁当をつくるのは諦めて、それでも愛情を込めておかかと、梅しそのおにぎりを5つ作った。
それから手早くサンドウィッチを作り朝の支度をする。
寝起きで結人はいらないって言うかもしれないけれど。
少しでも結人に歓んで貰えたら良いなと雅美は思う。
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