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「雅美怒った?」
雅美は首をぶんぶんと横にふる。
怒ってはいない、ただあっという間に自分だけされて恥ずかしかっただけ。
流石に今から結人と最後までしてたら完全に遅刻コースだ。
「ごめんなさい。栗原の。。」
赤くなってゴニョゴニョしている雅美はとても可愛い。
名残惜しそうにもう一度キスをして、雅美から離れる。
「いい匂いだねー朝ご飯作ってくれたんだ」
結人は嬉しそうに告げる。
「あり合わせですし。時間。あんまりないですよね」
「余裕ダッシュでシャワー浴びてくるからコーヒー入れておいてくれる?」
満面の笑みに雅美はコックリと頷いた。
颯爽と起き上がりそのまま浴室に向かう結人は身が軽い。昨日あれだけしたというのに疲れを感じさせないのは、日頃トレーニングをしているからだろう。
雅美は体中怠いというのに。
それに今日は寝起きもよかった。
されちゃったけど。
思い出とまた顔が赤くなってくる。
ぶんぶんと首を横に振って、重い腰を起こすと結人の注文通りコーヒーをいれる。
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