四人のダメ人間

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四人のダメ人間

簡単なアンケートをしてメールをすると、すぐに返信が来た。あした会社に来いという。俺は不安などなかった。とにかくいまを変えたいと思った。だからモニターに選ばれないことだけが恐かった。そういうわけだから夜寝られるわけもなかった。そんなどんよりとした顔で俺は朝を迎え、そしてフラフラしながらもそこに出向いたのだ。 「あのあの」 受付の女の子はすごく美人だったがすごく無表情だった。まるでマネキン人形みたいだと思った。 「モニター応募の方ですね?エレベーターで18階までどうぞ」 いきなりそう言われた。きっと大勢の人間が来てるんだろう。俺はエレベーターに乗った。18階…研究開発室って書いてあるな。まあそれらしいところだな。エレベーターを降りるとそこにまた受付があった。 「モニターの募集で来たんですが…」 「向かって右のドアからお入りください」 さっきより輪をかけて無表情な女だった。しかも無感情で。こんなのに受付をやらせてていいのか?これなら俺の方がよっぽどましだろ。ブツブツ言いながら俺はドアを開け部屋に入った。なかに三人がいた。もう、どう見てもダメそうな男女だった。
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