SAVE POINT4 呪いのゲーム、クリア!

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 昼休み、オレは雅人、莉音と一緒に弁当を食べていた。 「アキト、最近やけに忙しそうね。大丈夫なの?」  莉音がオレに尋ねる。 「ちょっと挑戦してたことがあってさ」 「ゲームのハイスコアとか? 気になるじゃんか」 「あ、そうだ! 二人とも、この狛犬って見覚えあるか?」  オレはこっそりとスマホを取り出し、二人に写真を見せた。  桃野小ではスマホの電源は切っておかなければならないので、急いでオフにする。 「なんだ急に? 調べ物の宿題なんてあったっけ?」 「あー、これは、そう、自由研究だよ!」 「まだ春よ! 早すぎでしょ」 「夏休みはたーっくさんゲームしたいからさ! できる宿題は早めにな!」 「まあ、アキトらしいっちゃ、らしいかも?」  オレのかなり無理のある言い訳に、雅人と莉音は一応納得してくれた。 「なんか、笑顔が怖い狛犬だな……」  雅人は狛犬の写真にすらちょっとびびっている。 「この口元、どっかで見た気がする。あ、城名(しろな)神社だよ!」  莉音が言うには、隣町にある神社だという。
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