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彼とアタシ
あんなことになろうとは!
アタシと彼はいつものようにデートをしていました!
いつもの場所で待ち合わせをして・・/
いつものように二人を食事して!
そしていつものように腕を組んで!
いつものように何気ない感じで取り留めの無い会話をたのしんで!
腕を組んでいるのがそのまま自然に手と手を握ってのぉ〜。
それから彼はアタシの腰に手を回して・・!
暗がりに・・って感じでした。
アタシはそんな彼の肩に持たれ掛かっています。
彼もそんなアタシをさっきより強く腰に回した手を・・!
「・・なぁ〜!」
アッ・・もしかして・・告ぅ〜白ぅ〜?
少し緊張しちゃうアタシなのです。
アタシって・・う〜〜ん彼の告発言葉待ち・・早くぅ!
そんな彼は黙っています。
緊張なのかしら?
彼は・・アタシの腰の手を強く抱きしめてアタシの耳元に!!
「静かに・・!!」
「変な奴等がさっきから俺たちの後ろから付けまわして居る!!!」
えっ?
「振り向かないで・・!」
「そのまま自然に歩いて!」
えっ・・なに、なに、なんなのぉ〜?
「声を挙げないで・・少し速歩きをして!」
なんか怖いんだけど!
アタシには彼が言った得体の知れない・・者が不気味に感じて居たのぉ〜。
彼はアタシの腰に回した手を離して今度は私の手を強く握って来ました。
彼は自然とアタシを引っ張るように速足にてドンドン暗闇に・・進むのぉ〜!
ねぇ・・まだアタシたちを追い掛けてきているぅ?
「あゝまだ俺たちを追い掛けているよぉ〜!!」
・・どんな人達なのぉ〜?
「強面のスキンヘッドが三人・・もぉ〜!」
輩、反社、893・・怖いぃぃ!!
アタシは尚更しっかりと彼にしがみつきます!
どのくらい歩いたでしょう?
「クソここで行き止まりかよぉ〜
君は少し離れて、俺が決着を付けるから!」
なんて頼もしいんだろうぅ〜
つい彼の頼もしさにアタシは少しドキドキします。
あゝでもスキンヘッドの輩が三人・・彼とアタシを取り囲みました。
「もう行き止まりだぜぇ!
観念しなぁ〜!」
輩達がアタシと彼に強面に叫びました!
彼が・・殺られたら・・残されたアタシはきっと手籠めにあって、回されて・・もしかして売り飛ばされる・・かもぉ!
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