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ある女の子の習慣
私には毎日欠かさず行うことがある、それは
右足から靴を履いて、「いってきます」を3回言ってから、右足から家を出ることです。
このおまじないは好きな人に話しかけてもらえるというおまじないだ、
それを続けて結構たつ、もう、1年くらいだろうか?
「ねぇねぇ、そこのおねえさん?」
「はい‥。」
思はず泣いてしまった。
そこには1年前に亡くなった、彼の姿があった。
「なんでここに?いるの‥?」
「それはえねぇ、会いたかったからだよ。」
「もう私を1人にしないで。」
「ごめん、、、、」
「ずっとそそばにいてよ!」
「それは無理なんだ。」
だって彼には、羽がはえていたからだ。
「俺を見たときからわかったくせに、一緒にはいられないこと。」
「そんなことない!」
「そろそろ、お別れだ。」
「待って、まってよ!」
「ごねんな、今まであるがとう、今までもこの先も君を愛していたよ。」
「私も愛しているわ。」
「向こうで待ってるね、またね、長生きしてよな!」
彼は悲しそうに泣きながら笑みを浮かべた。
「分かったわ、待っててね!」
その女の子は亡くなったあとに無事、彼に出会うことができた、これはきっと、あのおまじないのおかげだろう。
この先何回、生まれ変わっても2人は結ばれる運命だっただろう。
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