素直になれない僕だけど

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「……あ」 「ん?」  何かを思い出したような雪音の声。何があったんだ。 「……先生」 「……あ」  雪音の言葉に、ここが保健室なんだってこと思い出した。  右を見ると、コップを口元あたりで持ちながら少し顔を赤らめた先生の顔が見えた。  最悪。  でも、さっきとは違って、心ん中が満たされたような、そんな不思議な感覚だった。
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