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そーいうのじゃないよな...？
俺は部屋を掃除し、一部屋を斗のために用意した
服も最低限残そうと思ったが
侑斗が部屋に俺の服を置いておきたいときかなくて
一部に俺の物を置くことになった
基本テレビを見たりなどでリビングにいる
侑斗からしたらルームシェアのようなものだ
でも俺は一人で勝手に同棲だと思ってる
寝るのは別々だし俺のプライベート空間は無いけどそんなのはどうでもいい
侑斗が今もこの同じ家に、同じ空間にいることがなによりも幸せだった
俺の勝手な想いで侑斗をこの家に縛り付けたようなものだ
侑斗がこの家を出ていくという日まで
俺に幸せを味あわせてくれ
ｺﾝｺﾝ...
「侑斗ー、風呂空いたから入って一」
「うん！ありがとう！」
ﾌﾟｼｭｯ
ｺﾞｸｺﾞｸ
「ﾌﾟﾊｯ、うまっ」
航平はお風呂上がりにビールを飲んでいた
最近の俺は更におかしい....
お風呂上がりに髪の濡れた航平、
そして上半身は服を着ていなくて無防備
俺はそんな航平を見てドキドキしている
いい身体をしているからだろうか？
航平の色気にだろうか？
いや、そういうのじゃない.....
なんて言えばいいんだろうこのよく分からない感じ
更におかしいのは...
あの身体で綾香ちゃんはどんな風に抱かれたのか...
とか...
しょーもないところまで考えてしまう...
俺は奈々さんに優しすぎるとかつまんないと言われて
かなりショックをうけた
それでも航平は相手のことを大切にしてるからだって
フォローまでしてくれた
本当に男の俺から見ても航平はイケメンだ
見た目は勿論だけど、中身までだ
普段女を近付けないように冷たく対応してたけど
社会に出る練習だと言い、交流も今では頑張っている
そんな航平にはきっと、
これからも女の子がたくさん寄ってくるはずだ
航平に彼女が出来たら......
彼女を作る気は無いとは言うけど
いつかは航平も好きな女の子が出来るはずだ
俺に向けられている笑顔もいつかはその子の方へ
あの身体でいつかはその子を抱く
航平に好きになって貰える子はいいなぁ
って、これじゃ俺が航平好きみたいじゃん
好きは好きだけどそーいうのじゃないよな...？
「のぼせるからさっさと出よう 」
ｶﾞﾁｬ...
「こ、航平！？」
「あ、悪い！コンタクトがズレて取ったからメガネ探してた...｣
「メガネ？あ、えっと...」
「あった！はい、メガネ！」
「悪いな。サンキュー」
ﾊﾟﾀﾝ...
ﾊﾞｸﾊﾞｸ、ﾊﾞｸﾊﾞｸ.......
「（び、びっくりした..。あ！俺、裸...！！！）」
かろうじて腹筋はまだ割れているけど
最近は運動も控えてるから少し筋肉も落ちた
こんな身体...
多分見たよな...
メガネ無いとはいえ見えたよな...
「こんな身体...恥ずっ...」
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