ユウ

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ユウ

翌日 侑斗は朝から風呂場で準備をしている 笑いそうにもなるし楽しみでもある ついでにその時に着た服も引っ張り出した よく捨てた無かったなと自分に感心した 笑 「航平〜、毛が無い...」 「ブッ、すぐ生えんだろ」 「もー!」 「いいじゃん、今日は女になりきっちゃえよ~」 「うげぇー、勝負しなきゃ良かった....」 「はい、じゃあこの服着てこい、少し顔もやってやるから」 侑斗は言われた通り着替え 俺は当時使った化粧品を使い 侑斗の顔に化粧をした 侑斗の顔は結構綺麗な肌をしていた 二重の瞼にアイシャドーを塗り まつ毛にはマスカラを塗り 元々可愛い顔をしている侑斗は 少し手を加えるだけでじゅうぶんだった 「ヤバっ...超可愛い...」 「え?」 鏡を見た侑斗もびっくりしていた 「た、確かに可愛い...かも....」 最後に茶髪の軽いウェーブのかかったウィッグを馴染ませ 可愛い女装の侑斗が完成した 「俺...もしかして天才?」 「俺の素材がいいんでしょ?」 「あ、そっか、侑斗の素材か 笑」 「侑斗じゃあれだから『ユウ』って呼ぶか」 「ブッ!恥ずっ///」 「今日だけ我慢しろユウ 笑」 「はいはい、ここまでやったんだから女やるよ」 「じゃあさー、せっかくだから設定も考えよーぜ!」 「設定!?」 「そ、とりあえずユウは俺の彼女な!」 「彼女!?まあいっか。で、他は?」 「他?......思いつかねぇ」 「なにそれ..」 「俺さ、彼女いたことあったじゃん?でもカレカノっぽいことってしたこと無かったんだよね」 「そうなの?」 「そう、だからさ。ユウがデートとかいろいろ教えてくんない?」 「デート...」 「俺のいつか出来るかもしれない彼女の為の予行練習だと思ってくれればいいから」 「あー、なるほど...。頑張ってみる....」 「んじゃ、よろしくねユウ♡」 なんて言ってみたけど...... 冷静に話せていただろうか... 侑斗が...可愛すぎて.....マジ死ぬ!! ヤバい、抱きしめたい!! こいつ男かよ!? 可愛過ぎる...... 「(ってか、航平なんか今日ワックスとか付けていつもよりカッコイイんだけど.../// )」 「(設定って何!?カレカノって!航平ってこんなカッコよかったっけ...////俺おかしいのかな...)」 「(こんな彼氏いたら自慢だよね。いつか出来るかもしれない彼女の為か..航平が選ぶ彼女ってどんな子なんだろ...きっと可愛くていい子なんだろうな......)」 「(ってかいい子じゃなきゃ安心出来ない!!航平の彼女か奥さん見れるまで俺は死ねないや....いい子じゃなきゃ絶対にやだ...(ズキッ..)なんでこんな苦しくなるんだろ...)」 「(自分に彼女がいないから?自分の先が不安だから?いや、違うな...この感じなんなんだろ)」 「そろそろ行くぞー!」 「はーい」 パタン... 俺たちは外へ出掛けた
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