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嫌じゃなかった......かも
「ゲーセンで何するの?」
「えーと...」
「あった!これこれ」
「プリクラ?」
「そ、やっぱ思い出残したいじゃん!」
「罰ゲーム...?」
「そんなこと言わずに付き合えよ。彼女だろ?」
「わかったよ」
パシャ、パシャ...
「(なんか航平楽しそうだな。こんな楽しそうな航平見れるならいっか)」
「このユウ可愛いな」
「こっちの航平カッコイイよ」
なかなか決まらずジャンケンでどっちにするか決めた
「勝ったぁ!じゃあこのカッコイイ航平ね!」
「あーぁ!なぁ、もう一回撮ろう!」
「は!?」
「いいじゃん!こんな可愛いのにいっぱい撮らないと気が済まない!!」
「アハッ、ほんと今日の航平どうしたの?そんなに私が好き?」
「え...///好き/////」
「え////」
「め、めちゃくちゃ可愛いし、タイプかも...?///」
「あ...そういうこと...」
やばかった......
侑斗に気持ち悪がられたら終わりだ....
誤魔化せた....かな?
まさか侑斗に『好き』なんて言うと思わなかった
今日...ヤバい。隠し切れるかわからない
「(航平はこの顔がタイプなのか...俺みたいな顔の女の子その辺に居そうだけどな....)」
もう一度プリクラの機械の中に入った
「......」
「どうした?」
「いや、別に...」
ギュッ
「!!!」
「付き合ってるっぽいの撮りたい」
「......」
「ダメ...?」
「...いいよ」
«はい、チーズ
チュッ
「!!!」
い、今.....頬に....!!!
ギュッ!
「わっ!///」
「侑斗...そんなんありかよ...」
グイッ
チュッ
パシャ!
「!!!」
チュッ
チュッ
「んッ.....こ、航平.....////」
「...あ、悪い!!」
侑斗がキスなんかしてくるから
上手く理性が保てない......
口にキス...しちゃったよ...
「こ、航平..落書きコーナーだって....」
「あ、侑斗選んどいて。俺ちょっとトイレ行ってくるわ..../////////」
「あ、うん...///」
気まずくて俺は逃げた...のもあるけど...
侑斗に反応してる下半身がバレたくなかった
「はぁ...、提案したの俺なのに何やってんだよ...」
でも、好きな人とのキス.....絶対忘れない
「(び、びっくりした...////キスって...。そんなにこの顔が好きなのか!?男にキスする程…..)」
「(でも航平がトイレ行ってくれて助かった..。キスで反応したなんてヤバすぎる/// いや、スカートって意外とバレにくい?いやいや、反応すること自体に問題あるだろ!)」
「(写真なんでもいいのかな....?時間ないし選んじゃっていっか...航平とのキス...なんだろ......嫌じゃなかった...かも)」
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