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「(好きって言えたらいいのに...)」
足を止めた侑斗に声を掛けた
「どうした?」
「もう少し...外にいたい」
「どこいくか...久しぶりにカラオケ?」
「ううん....この間の公園」
「…………」
今日はなんだか...侑斗おかしい?
それよりも...また公園行ったら
俺が我慢できるかわからない
今日の侑斗可愛いし...ヤバそう...
「ダメ...かな?」
「(うっ...)」
そんな顔されたらダメなんて言えるわけないだろ...
俺は侑斗には適わないんだから
「いいよ」
「やった♡」
「(可愛い///)」
進んだ道を戻り公園へと向かった
…
今日も公園はカップルだらけだ
キスしてるカップルや話してるカップル...
いろんなカップルがいた
俺たちは前回同様空いてるベンチに座った
「…………」
「…………」
手は繋いだままどちらも話さず座っていた
正直気まずい...
前回ここでキスした後俺たちはぎこちなくなった
なぜここに来たいと言い出したのかはわからない
「ここって本当にカップル多いね」
「だな」
「俺達もカップルに見えてるかな?」
「見えてるだろ」
「明日学校あるよね?朝言った通り終わる時間に行ってもいい?」
「いいよ」
「......」
「…………」
「航平口数少なくない?」
「え...?いや...そんなことないはず」
「やっぱ嫌だったよね。帰ろっか」
「あ、待って」
行って欲しくなくて思わず後ろから抱き締めてしまった
「!!!」
侑斗やっぱ少し柔らかくなった気がする
「航平///?」
「あ、悪い!つい」
「ううん///」
侑斗は向こうを向いていてどんな表情をしているかわからない
でも、声は嫌そうでは無い...?
「座ってもいい?」
「あ、悪い!」
腕を緩め侑斗を離し、ベンチに座り直した
「......」
引き止めたけど何を話したらいいのかわからない
「ねえ、もう一回ぎゅってしたい 」
「うん」
ギュッ
うっ...マジヤバい//////
このままじや...
「航平の匂い好き〜落ち着く♡」
「......///」
た、たすけて...
反応する身体を必死に無へもっていこうとしてるのに侑斗はいろいろ言ってくる
「航平どうしたの?」
「ど、どうもしねーよ」
「さっきより喋んなくなった」
「.....今日の格好好きじゃない?」
「え、なんで?」
「だって今日は...可愛いって言ってくれないし...」
前回は侑斗が負けて女装することになったけど
今日は前とは状況が違う
それに悪ノリした女装じゃないのに加え
前より可愛すぎて可愛いが言えなかった
「気にしてたのか。可愛いに決まってるだろ...前より可愛いし...」
「本当に?キスしたいぐらい可愛い?」
「キス?......あぁ。したいぐらい可愛いよ///」
「じゃあ...したい」
マジか....
俺もう限界通り越しそうなのに...
ヤバいって...勘弁してくれよ...
「ダメ...?」
そんな顔...
「ダメじゃない...していい?」
「うん♡」
うっ....
抑えろ俺!ゆっくり...
ちゅっ
「もっと...」
「…………」
ちゅっ
「航平...もっとして」
ヤバい///ヤバい///
「......」
「航平、どうしたの?」
「あ...やっ...、なんか...じゃないみたいで....///」
「こういうのダメ?」
「ダメっていうか....女に見えて...」
「俺の.…心臓がもたない/////」
「(航平が…///このまま女装の俺でもいいから好きになってくれないかな...)」
「抱きしめて...」
「/////////」
ギュッ
「(侑斗好きだ!好きだ!//////)」
ド、ド、ド、ド、ド、ド…..
「(航平の心臓の音早い...///航平…好きだよ///)」
侑斗・航平
「「(好きって言えたらいいのに......)」」
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