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「でも……そういうの、母ちゃんの余計なお世話だったみたいね」
「うん……?」
おもむろに膝をついたオカンは、一部始終を見守っていた大学生の手をガシッと握った。
「小堺くん。くれぐれもうちの愚息をよろしくね! 純平。母ちゃんは相手が誰でも、偏見ないけんねっ」
「発想が飛躍しすぎだろーー!? オカン頼むから俺と一緒に熊本へ帰って」
米谷玄五郎ライブのあと、勘違いオカンを故郷へ送り返すため、俺は飛行機に乗って空を渡った。
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