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雪男にかどかわされた少年
俺の家は山奥にあり、冬になると雪に閉ざされる。
冬休みともなれば、隣家に行くのも手間と時間がかかるとあって、人の訪問はほぼなく、俺にしろ犬の散歩以外、あまり外を出歩かないに、ヒキコモリ状態。
ただ、今年の冬は、遭難した雪男を拾った。
浮気をして雪女にお灸をすえられたとかで、復活まで時間がかかるらしい。
今は納屋にある業務用冷凍庫のなかで、ミニ雪だるま姿で充電中。
放っておくと「さびしくて死ぬ死ぬ死ぬしぬ!」と一日中絶叫し、冷凍庫のなかで暴れまわるので、しかたなく、たびたび会いにいき話し相手に。
それにしても、未成年の中学生をつかまえて、セクハラ発言がひどい。
浮気に怒ったというのなら、雪女が恋人か、妻なのではないのか。
「童貞ショタチンポうまいだろうな!なあ、先っぽ、先っぽでいいから・・・!」
「中学生のつるつるぴちぴちお肌に俺の唾液をたっぷりなすりつけて、精液ぶっかけてえ!」
「ファーストキスもまだな、いたいけな唇を吸って、俺の神の舌でもってイかせてやろうかあ?」
同性愛上等どころか、人と妖怪の禁断的な性交体歓迎の、ばりばりショタコンの変態妖怪らしい。
相手が、一応、妖怪となれば、その力でもって体をいいようにされる危険があるが。
まだ完全復活していないからか、セクハラ発言を乱射しながらも、手だしはしてこない。
雪男と会うときは、我が忠犬をソバに置いて「合図したら、雪だるまを噛み砕け」と聞こえよがしに命じ、脅してもいるし。
まあ、口から生まれてきたオシャベリ妖怪だから、暇つぶしに冷かしているだけ、しょせん口だけなのだろうと、思ったのが、甘かったようで・・・。
じつは雪男以外にも、冬休みヒキコモリライフで、ヒンパンに顔を合わせる人が一人いる。
配達のお兄さんだ。
俺の家を含めた山の周辺を担当。
親がなにかと通販で買ったり、宅配を頼むので、ちょくちょく家に足を運んでもらう。
トラックのはいれない山道、冬になると雪道を上らなければならず、申し訳ないのだが、配達のお兄さんは、爽やかな笑みを絶やさず、愛想よく親切で、町のようやなどを教えてくれる。
冬山に孤独にひきこもるのが、たいして苦でない俺だが、彼と世間話するのを、冬休みのちょっとしたタノシミにしていた。
その日は親が飼い犬を町の獣医につれていき不在。
チャイムが鳴ったのに、浮き浮きと玄関にむかえば、荷物を抱えつつ、顔を真っ青に、がくがく震える配達のお兄さんが。
深い雪にはまってしまい、抜けだすのに時間がかかったらしい。
手を触ると、ぞっとするほと冷えきっていたに、とても放っておけなく、暖房のきいた居間につれていき、毛布をかけて「今、父さんの下着と服を持ってくるから」と廊下にでようとしたら。
手首をつかまれ、ひっぱられ、床に倒された。
「な」と起き上がる間もなく、馬乗りになった彼は目を瞑って。
瞼を開けたなら、光の差さない黒黒ととした瞳。
いつも生き生きと目を輝かせる配達のお兄さんとは別人のようで・・・。
「まさか、雪男・・・!」
ぴんときて、思わず口走ったのが、あいにく大正解。
これまた配達のお兄さんらしからぬ、悪代官のような笑みを浮かべ、冷たい手で俺の頬を撫でた。
「口の重いきみが、よく、配達のお兄さんの話をしていたよね。
聞いていて、みょーに癇に障ったものだけど、まあ、未成年を強姦するにしても、スキな人のほうがいいでしょ」
「よくない!」と叫ぼうとした口をふさがれる。
まんまと滑りこんだ舌もひんやりしていたものを「神の舌」と豪語しただけあり「は、ふ、あ・・・」とすぐに脱力。
舌同士がセックスしているような濃密な絡み方に、聞いているだけで頬が赤らむ水音。
未成年の童貞には、刺激が強すぎて「う、は、ふ、あ、あう」と目から涙を、膨らんだズボンにも染みを。
つい布に擦らせるように、腰を揺らしたら、ゴリリと固いものが押しつけられて。
肩を跳ねると、雪男は一旦、はなれて「ほら、見て」と促す。
俺の湿ったズボンの膨らみに、剥きだしの太いのがすり寄っている。
「配達のお兄さんの・・・!」と頬をかっとさせると、制服の下を想像していた通りの巨根が、俺のを押し倒してずりずり。
「は、あ、やめ、雪、男!あ、あ、あ、だ、め、あう、や、やあ、配達、の、お兄さんのお、ああ、あん、だめえ・・・!」
ぬちぬちと水音が耳につくし、雪男はにやにやと舌舐めずして、見下ろしているし。
涙で視界が滲み、配達のお兄さんが、俺の痴態をじっくり眺めているように見えるし「ショタのイクとこ見せてよ」と云われて死にたいほど恥ずかしいし。
とても堪えきれずに「あう、も、もう、あん、あん、くう、く、そ・・・ひゃあ、あああん!」と着衣のまま射精。
息を切らしぐったりとするのに、手を休めてくれず「うわあ、ぐっちゃぐちゃ」と耳元で笑い、濡れた股をぬちゅぬちゅと揉みしだく。
「イッタときの顔はサイコ―にエッチだったけど、あまり自分でナオニ―しないのかなあ?
じゃあ、溜まりに溜まった童貞ショタの精液、ぺろぺろちゅうちゅう舐めて吸いつくしてやるよ」
口づけの舌使いを思い起こすに、背筋がぶるり。
が、イッタばかりでは、なすスベなく、下着ごとズボンをずらされて、濡れて垂れるそれを「いただきまーす」と大きな口で一飲み。
喉が乾いた人が、しゃにむにアイスを貪るように、しゃぶられて。
「はあ、はあ、はあ、おいし、おいしい、童貞ショタのお汁・・・」との熱に浮かされたような独り言が耳障りだは、一見、配達のお兄さんが股間に顔を埋めているようなのが、心臓にワルイは。
おまけに尻の奥に指を入れてきやがった。
もちろん、未成年の童貞にして初体験だが「神の舌」だけでなく「神の指」でもあるのか。
後ろをいじられるのが、前をしゃぶられる快感に上乗せされ、あんあん身悶えて、勢い衰えない二回目の射精。
噴きだしたのを口で受けとめ、上体を起こしたなら、見えよがしにごっくん。
「はあ、ばかあ・・・」と顔を熱くして泣けば「きみの精子、俺のお腹で泳いでいるのかな?」と卑わいな囁きをされ、ぞくぞくしつつ、涙をぼろぼろ。
俺が号泣するのに、かまわず、足を広げ持ちあげ、配達のお兄さんの最終形態を、そのサイズが収まりそうにない、そこへ。
「やだあ・・・!」と赤ん坊のように泣き叫ぶもむなしく、一気に深くもぐりこまれた。
荒っぽい突撃ながら、途中でひっかかることも、なんら抵抗感もイタミもなく、ぬるりと。
妖怪の力なのか、触手のような柔軟性があって、身の内でぬちゃぬちゃ滑る滑る。
が、弱点を見つけると、固くなって、重点的に突いてきて。
「あん、あん、ああん、そ、こ、だめ、や、あ、やあん、あう、あ、んあ、ああ、ふあ、ああああー!」
二回目から、時間が経たず三回目の射精。
未成年の童貞にはキャパオーバーな快感に酔いしれて、心身が無防備状態に。
そりゃあ、ここぞとばかり、固く膨らませたそれを勢いよく突いてきて、さらに「ああ、かわいいね、ダイスキだよ」と配達のお兄さんの表情や口調を真似られては、もう・・・。
「あ、あん、か、かわい、い、なんて・・・!俺、も、しゅ、しゅき!ああ、あ、あ、あ、あふう!・・・は、配達、の、お兄、さ、しゅきい!おっ、き、お兄さ、の、おちん、ちん、おいし、あ、あ、あん、もっと、ちょ、うだ、ひあ、ああ・・・!」
すっかり、のぼせあがって「お兄さんしゅきしゅき」とあんあん腰を跳ねたものだが、「童貞ショタの処女やべー」と鼻血を垂らすのを目にして、我に返り。
「ん、く・・・!ば、かあ、やめ、あ、はあ、はあん!あう、うう、くそ、あ、ああ、ああ、だ、だめえ・・・!は、あ、あ、も、もう、あん、あん、あ、うう、くう、覚えて、ろ、うあ、あああ!」
喘ぎながら罵ったものを、変態妖怪の巨根のもたらす快楽にどこまでも溺れて、四回もイかされて、さすかにバタンキュー。
目が覚めると、配達のお兄さんは見当たらなく、暖房のまえに水たまりが。
急いで着替えてから、納屋の冷凍庫を見にいったところ、蓋が開いたままで、雪だるまはいなかった。
どうやら、飽きるほどセクハラ発言をしつつ、手だししないことで、俺を油断させたうえ、完全復活するのを待ち、襲ってきたらしい。
まあ、気に食わないながら、妖怪に強姦されて、ワルイことばかりではなかった。
配達のお兄さんを意識しだし、すこし気まずくなっていたのが、雪男を彼に重ねて四回も射精したとなれば、開き直ってしまい。
心身のもやもやを、だしきったことで、清清したらしく、まえのように、気がねなく接することができるように。
「そうなるのを雪男は見越したのかな」と一瞬、思ったが、でも強姦する以外に、いくらでも手はあっただろう。
妖怪に法律が適用しないといっても、どうにか雪女にチクって、また懲らしめてもらいたいところだ。
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