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お昼寝時間のお医者さんごっこ①
幼稚園児のころ、お昼寝の時間をひそかなタノシミにしていた。
セイカクニは、同じ組の佐原が隣になるのを、だ。
といって、とくに親しかったわけでないから「並んで寝よ」をお誘いをせず。
「たまたま」隣になるのを期待して。
佐原が隣で寝ると、どうなるのか。
部屋の電灯が消され、しばらくして目覚める。
で、隣の人の布団をめくり「お医者さんごっこ」とするのだ。
親が医者だからか「今日はどうしました」といかにも、それっぽい文言を囁きながら「イタイのは、ここですか?それとも、ここですか?」と体中を触診。
寝たふりをし、くすぐったいのを堪えて佐原の「お医者さんごっこ」につきあうのがオモシロかったのもあるが、あとから思えば、性の目覚めの前段階だったと思う。
横わったままの体中まさぐられて、なんとなく気もちいのが癖になり、お昼寝の時間が近づくたび「今日は隣かな」とそわそわわくわくしていたわけで。
もともと好意を持っていたのか、触診されて意識しだしたのかは、分からない。
卒園する年、バレンタインデーに一口チョコをあげたものの「ちょうど、お腹空いていたんだ」と口に放って「ごっそさん」と肩を叩き去って以来、俺らの関係に進展はなし。
ただ、縁はあったようで、つかずはなれず小中高と同じ。
高校ではクラスメイト。
友人と呼べるほどでなく、親しいクラスメイトというビミョウな距離感。
俺は「お医者さんごっこ」が忘れられず童貞のまま。
佐原はお盛んであり、童貞をとっくに卒業して「絶倫やりチン」ともっぱらの噂。
きっと佐原は幼稚園のころを覚えてなく、これからも俺を性的に見る可能性はほぼゼロだろう・・・。
と分かりつつ、異性に関心を持てず、性的な反応もできず、いまだ「お医者さんごっこ」をオカズにしていたのだが。
神様のイタズラか恩恵か、修学旅行のホテルの部屋でイッショに。
生徒数と部屋数が合わずに「三人部屋に二人」という余りがでてのこと。
贅沢に伸び伸び部屋をつかえる人を、公平に決めようとクジをして、奇跡的に俺と佐原になって。
とはいえ、だ。
そりゃあ「イヤッホー!」と胸を弾ませた俺だが「俺ら、クジ運あるよなあ!」と入室しても、あっけらかんとする佐原は、やっぱり記憶を完全喪失しているよう。
となれば、俺が変な気を起こして、のちのちクラスでぎくしゃくするなんてことは、避けたい。
だから、友人を呼ぶなどして、逆に密室で二人きりなのを意識しないようにしたかったのだが。
「わるい、俺ちょっと、頭イタクてさ。
明日のためにも、早く寝たいんだ。
おまえは起きていもいいけど、トモダチを呼ぶのは勘弁してくれない?」
意外にもパーリピーポーな佐原がしおらしくお断り。
だったら、俺が友人の部屋に遊びにいこうと考えたものの。
「恥ずかしいけど、俺、体調崩したとき、一人でいるの心細くて耐えられなんだ。
テレビを観ていてもいいから、部屋にいてくんないか?」
絶倫やりチンでぶいぶい云わせているわりに、寂しがりやの幼児のような言い分。
「かわいいとこあるじゃん」と胸をきゅんしつつ「いやいや絆されたらあかん」と自重をしつつ、結局、部屋にいることに。
「テレビを観ていてもいい」と云われたとはいえ、体調のすぐれない相手のソバで、もそもそごそごそするのは、どうかと。
夕食後、早くも九時に佐原がベッドインしたのに合わせて、大人しく俺も就寝。
幼稚園のお昼寝の時間に似たシチュエーションに、すこし鼓動を乱しながらも、いろいろな意味で疲れて、体力も精神力を底をついたらしい。
はじめは佐原を意識し「勃起するな勃起するな」と悶悶としていたのが、いつの間にか、うとうと。
あと一息で、意識が落ちそうだったところで、背後から物音が。
とたんに、目をかっ開いたものの、息を詰め、身動きせずにいれば、布団がめくられて。
「さあ、今日はどうしました?」
肩を跳ねて、声を漏らしそうになったのを、手でふさぐ。
俺が起きているかいないか、カクニンするような間があり「そうですか」と一人芝居はつづいて。
「体のあちこちがイタイと。
では、ちょっと失礼して、触診をさせてもらいますね。
イタイところがあったら手をあげてください」
幼稚園のころの「お医者さんごっこ」と同じ流れ。
ただ、昔はくすぐる手つきだったのが、今はあきらかに意図したイヤらしい手つき。
背骨をなぞるように撫でられ「んっ」と熱い吐息が指の間から漏れて。
「ここは?ここはどうです?」としつこく尻を揉みこまれて、ズボンが張りつめ、てっぺんが湿っていき・・・。
「うーん、触診だけじゃ分からないですね」と手を退け、つぎは手術をするはずが、背後でなにやら、かちゃかちゃと。
「心臓の音を聞いてみますね」
まさか聴診器を持ってきたのか!?とぎょっとする間もなく、Tシャツの下に手を滑りこませ、冷たい金属を肌に当ててきたのに、ぞくぞくとした快感。
それらしく、聴診器を当てていたのが、にわかに胸の突起をかすめた。
「んっ、う!」と甲高く鳴き、体を痙攣させるも、聴診器のイタズラはいけいけどんどん。
「おや、なんだ、このシコリは?」と念入りに調べるように撫でて、擦って、押しつぶして「なんと、こちらにもシコリが!」ともう片方を、さらに強く聴診器ですりすり。
「はっ・・・あ、ん・・・く、あ・・・ああ・・・」
口をふさいでも、漏れ聞こえる悩ましい喘ぎ。
恥ずかしくも、もどかしくて、淫らにくねらせてしまう体。
ズボンの膨らみの染みを広げ、くちくちと水音をたてるのが、静かな部屋では、いやでも耳につくだろうに「ああ、どうしたことだ、さらに腫れている!」と聴診器で乳首をイジメつづける。
ガマンしきれず、ズボンに手を伸ばそうとしたら、目ざとく察したのか。
「どうかな?下半身はダイジョウブだろうか?」と聴診器を胸に当てつつ、もう片手をパンツのなかへ突入。
乳首に聴診器を擦りつけられながら、パンツのなかで暴れる手で、ぐちゃぐちゃぬちゃちゃ先走りをかき混ぜられ「ひゃあん、ああ・・・!」ととても声をふさぎきれず。
「はう、あ、あん、あん、やあ、ちょ、しんき、ああ、はあん、だ、め、だめえ・・・!」
「おお、ここも固く腫れあがって、かちかちで体液がダダ漏れだな。
ん?なにが原因なのかな?ここかな?それとも、こっちかな?」
快感に酔って、ついには「ああん!らめえ、先生・・・!」と口走る始末。
「あ、あう、ああう、や、やあん!せ、せんせ、やら、あ、ら、めえ!は、はあ、パン、ツ、んあ、ああ、こん、な、濡れ、ちゃ・・・あ、あん、ああん、ら、らめ、も、せん、せ・・!お漏、らし、はう、あ、しちゃ・・・せんせ、せん、せ、え、ふあ、あああん!」
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