お昼寝時間のお医者さんごっこ②

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お昼寝時間のお医者さんごっこ②

幼稚園のころと比べものにならないほど、官能的な「お医者さんごっこ」。 射精したら、目のまえが真っ白になり、ほんとうに逝去したような錯覚を。 酒を一滴も飲んでいないはずが、深酔いして意識を混濁させたアリサマで、でも、佐原の「お医者さんごっこ」はまだまだ序の口。 「これは大変だ。体のなかも覗いて触診しないと」と俺をうつ伏せにし、尻を突きだす格好に。 「なに、不安にならないでください。 男の人は、はじめてですが、女の人の体のなかは、たくさん覗いてきて、みなさんから『とってもよかった』とご好評いただいているので」 「この女ズキのクズが!」と内心、毒づきつつ、なんだかんだ、その実績のある指にローションを丹念にちゅぽちゅぽ塗りこまれて「はあ、ああ、先、生・・・」と身悶えてあんあん。 とはいえ女性とカッテがチガウし、俺のは未開通。 「うーん、これでは狭くて覗けませんね」と指をぬいたものを、アキラメタわけではなく。 「肛門鏡という、穴を広げる器具を使わせてもらいます。 すこし冷たいですよー」 修学旅行に聴診器だけじゃなく、そんな本格的医療器具まで持ってきたんかい! 「いくら親が医者だからって!」とさすがに呆れて「やめ、ろ・・・!」と抵抗したものを、イッタばかりで力がはいらず、指で広げたそこに、ひんやりとしたものが。 徐徐に埋められて、あるテイド飲みこんだら、円形のそれが、たぶん口のようにぱかりと。 「うーんと、おや、体のなかはつやつやしたピンクの肉の皮が物欲しげに蠢いて、キレイですね。 どれ、もっと、よく見せてください」 肌に湿った生温かい息がかかって、俺の尻の奥をしげしげと覗きこむ佐原が、生生しく想像されて。 「ああ、はあう、せんせ、やだあ、恥ずか、し・・・!」と全身かっと熱くし、指先まで真っ赤にして、首を振るも、聞く耳持たず、うしろをぱかぱか狭めたり広げたり、くちゃくちゃと。 このまま弄ばれては、煽られまくりの羞恥心に殺されそうだったので「はあん、せんせえ!早、く、治してえ!」と尻をふりふり。 恥を忍んでのオネダリに、佐原は息を飲んだようで「そうだな・・・じゃあ、即効のお注射を・・・くれてやるよ」と息づかいも言葉づかいも、荒っぽくなったに、佐原もヨユウがないらしい。 「おらよ!このかまととぶった淫乱な患者が! 俺のかますお注射を旨そうに咥えこんで、俺のぶっかける精液を一滴もこぼさず飲みこみな!」 「やああん!ふあ、ああ、ひど、せんせ!うあ、ああ、あん、あん、あん、やあ、や、やだ!せん、せえ!はうん!せんせえ、やだあ・・・!」 にわかな佐原の豹変による俺様ぶりで、はじめから、奥まで突っこみ暴れまくり。 肛門鏡で広げたおかげと(エムっ気があるせいか)佐原が鼻息荒くおらつくのに、赤ちゃんよろしく大泣きして漏らしまくりの、やだやだあんあん。 おしっこをするように、そのまま噴出しそうになったところで、佐原の腰が静止。 「そうですか、いやですか・・・」とまた丁寧な言葉つがいの医者にもどって、背中に人差し指を滑らせた。 「どれだけ有効な治療法でも、患者さんが望まぬのなら、わたしは強要できませんし・・・。 お注射の中身を、お腹いっぱいにしたら、この救いようないエッチな病気の体も、清めることができるかもしれませんけど」 肛門鏡で覗かれたあととなれば、もう恥もへったくれもなく。 佐原の太いのをむしゃむしゃ食べるように、尻を振りながら突きあげ「先生え・・・」と甘えてオネダリ。 「ああ・・・せん、せの、固、い、お注、射あ、あん、あう、あ、ちょ、だい・・・ふう、あ、あ、あん・・・せん、せ、せんせえ、精、液で、はあ、あ、淫乱、な、ひゃ、あ、あん、俺、治、してえ・・・!」 「絶倫やりチン」の噂はほんとうだった・・・。 が、医者の息子とあって、事後のケアを徹底してくれ、翌朝、腰がイタクても、歩けないほどでなく。 体力面より、精神面のほうが問題で、朝になって、恥ずかしさのあまり、まともに顔を合わせられず、そりゃあ、ホテル十階の窓から跳びおりたくなった。 一方「おはよう」と爽やかな笑みをふりまいた佐原は「あーよかった、頭イタイの治ったよ」となにごともなかったように。 また幼稚園のころのように、うやむやにするのか・・・。 心がイタマナイでもなかったものを、自分から掘りかえすなんて死んでもゴメン。 飄々とする佐原に、俺も澄まし顔で合わせて、朝食バイキングへ。 途中でそれぞれの友人と合流し「おまえら、昨日は部屋に呼んでくれなかったし、遊びにもこなかったなあ!」と騒ぎたてられ、不穏な流れに。 こういう状況になるのは予測できたはずが、あいにく事前にそなえていなく「あ、いや・・・」と言葉を詰まらせる。 考える暇を与えてくれないで、友人が俺の肩を抱き「ふーん?怪しいなあ?」と。 「こいつの噂知っているだろ? 飽きるほど食い散らかしているらしいから、もしかしたら、男もイケんじゃね? さては、おまえ、こいつに襲われて、まんまと体を落とされたんじゃねーだろうな? 夕食のあと、部屋に帰ってずうっとヨロシクやって、すっかり佐原の女になったんじゃねえのお?」 つい硬直して、言葉を失くすうちに「俺がタシカメてやろうかあ?」と尻を撫でられて、カンチョーをされそうに。 が、指がはいるまえに「いやあ」と佐原が俺を抱き寄せ、友人から引きはがした。 「ばれちゃったあ? 昨日の夜から朝にかけて、二人して熱熱でぐちゃぐちゃになっちゃってさあ!」 「俺のほうがハマっちゃって、もう女抱けないかも!」と高笑いすると「さすが佐原!」「それでこそ佐原!」とまわりも大笑いし、手を叩いて囃したてて。 「そうか、いっそ、堂堂と認めてネタにすればいいのか」と感心しつつ、ほっとしたのもつかの間。 友人たちが、俺たちのホモネタで盛りあがり、さきに歩いていったのを追いかけようとして、佐原が頬に口づけするように耳打ちを。 「また、お医者さんごっこしような?」 熱っぽい囁きをしたくせに、すぐ突きとばして、友人らの群れへと。 「イケず」と口を尖らせながらも「コンドはどんな本格的医療器具を使われるのかな」と涎が垂れそうになるのを、こらえるのが精いっぱいだった。
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