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※R18
「それくらい、知ってますよっ」
私は、わめいた。
「ただ、その、恥ずかしかったんです。丸見えじゃないですか」
私は、ベッドサイドのランプをチラッと見た。
「消してもらえません?」
「ダメだ。ハルカをよく見たい」
グレゴールは、即座に却下した。
「恥ずかしいというなら、俺も脱ぐ。それなら、公平だろう?」
言うが早いか、グレゴールはさっさと寝間着を脱ぎ捨てた。筋骨隆々、とまではいかないが、ほどよく引き締まった、均整の取れた体つきだ。服に覆われていた部分の肌も浅黒いところを見ると、生まれつきだろう。
「さあ」
グレゴールは、私から布団を剥ぎ取ると、おもむろにシーツの上に押し倒した。器用な手つきで、ネグリジェを脱がせていく。
「とても、綺麗だ」
グレゴールは感嘆したようにため息をつくと、露わになった鎖骨付近に口づけた。くすぐったさと羞恥で、私は思わず身をよじった。
「まだ恥ずかしいのか?」
「ええ。それに、私の、小さいから……」
見られたくなかった理由の一つは、貧乳だ。ずっとコンプレックスだった。カロリーネの豊満なボディが蘇って、余計いじけてしまう。だがグレゴールは、私の両の乳房を、愛おしげに包み込んだ。
「いいじゃないか。俺の手にぴったりのサイズだ。それに、美しい。吸い付くような肌だ」
言葉と同時に、からかうように胸の先端を摘ままれて、私は声を漏らした。
「んんっ……」
「気持ちいいか?」
「やっ、聞かないで……」
「答えないなら、反応で確かめるしかないな」
グレゴールは、私の胸の膨らみを柔らかく揉みしだきながら、指先で執拗に乳首を刺激し始めた。男らしい骨張った指が、胸の頂を挟み付け、揉み転がす。普段は書類ばかりめくっている彼の指が、これほど繊細に蠢くなんて、不思議な感じだ。
その間グレゴールは、唇による動作も休めることはない。私の首筋、鎖骨に執拗に降らせていたキスは、少しずつ下降して行く。そして前触れも無く、乳首に到達した。
「――あんっ……」
「綺麗に色づいてきている」
いつの間にかぷっくりと赤く膨らんだ私の胸の飾りを、グレゴールは嬉しげに舌で愛撫する。敏感な部分をしつこく弄られるうち、私はある変化を感じていた。脚の間が、ひどく疼くのだ。
(これ、感じてるってこと……?)
無意識に、脚を擦り合わせてしまう。ごく微かな動きだったが、グレゴールはそれを見逃さなかったようだった。
「あっ……」
グレゴールはあっという間に、私が唯一身に着けていたドロワーズを引きずり下ろした。生まれたままの格好にさせられ、脚を開かされる。
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