第44話 エピローグ(旅路に向けて)

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ーーーー帰り道ーーーー 『よかった・・・・地下鉄にして。車できていたら事故でも起こしかねない』 そんな事を思いながらぼんやりと窓に映る自分の姿を見ていた。 『金色に輝く髪、青く深い瞳、青白い炎か・・・・そう言えば・・・・学生の頃、学園祭だったか・・・・  ブリーチして金髪にして、カラーコンタクトで碧眼(へきがん)にしたことがあったな。あれも・・・・必然だったのか。まぁいい。次までに大いに思い出してみよう。何かが変わる気がする』 私は前世の探究をする決意を新たにするとぐっと(こぶし)に力を入れた。 来た道と同じ道を辿り帰路に着く。足取りが心なしか軽く感じられた。 Episode2~訓練施設インシデント~ 完
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