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俺は君に恋をしちゃいけない
「今日で何回目だっけ…?」
「えっ…七回目ですよ?」
そうか…君は俺に会った回数を覚えてくれていたんだね。
そんな俺は、君に会う度に君が欲しくなる…
もっともっと君を知りたいと、君がこの空間以外の世界でどんな事をして、どんな生活を送っていて、どんな人を愛しているのか…
でも、俺に君を愛せる資格はどこにも無い…
そんな事は分かっているのに、君を傷付けてしまうことが怖いんだ…そして、君にはどんな時でも笑っていて欲しいだけなのに、俺の前でも大好きな笑顔を振り撒いてくれる。
俺は、君が好きだ…
好きなんだと伝えたい。
でもその行為は、きっと君を傷付けてしまう。
「また、会えるよな?」
「うん、時間が合えばまた会いたい」
このやり取りだけでも、俺は…幸せだ。
でも、あと何回…君に会えるのだろう…
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