詩集

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水の上の足あと 固い石の上では 足あとは残せない 柔らかい砂の上では 足あとは風に消えゆく ならば私は 水の上を歩こう しがらみの靴を脱ぎ捨て 裸足で そして波紋が 誰かに伝わり そのまた誰かへと こうして歴史は 作られてきた 本当に大切なものは 消えることなく。
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