ホストクラブ

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 中へと入った私は、お店の景色に見惚れていた。 「キラキラしてますねぇ」 「ふふ。そうね」  そう言って勝手知ったる店とばかりに先輩は奥へと案内された。そしてそこにはイケメンAが立って出迎えてくれた。 「恵。いらっしゃい」 「はぁい。アキラ。また来ちゃった」  そう言って仕事場では見せないような顔をする恵先輩。 「先輩が女の顔をしている……」  聞こえたのだろう。先輩が迫力のある笑顔で迫ってきた。 「何か言ったかな?」  私は引きつった笑顔で答える。 「いえ。何も言ってません!」  すると、そんな私たちの様子にイケメンAこと。アキラを名乗る人物が笑った。 「あっはっは。君がマイちゃん? 恵からちょくちょく話を聞いてるよ。今日はよろしくね」  そう言って微笑む姿は、なるほど。イケメンだ。でも私の好みじゃないなぁ。そんなことを思っていたがイケメンが集まってきた。 「恵。マイちゃん。今日はようこそいらっしゃいました!」  そう言って、イケメンたちによるオ・モ・テ・ナ・シが始まったのだった。
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