サプライズ

1/1
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ

サプライズ

 私達無人島ツアーに参加した六人は日本のお笑い好きな現地の無人島案内人三人のペンさんタクさんパァさんと一緒に無人島に行く為、大型船に乗っていました。  しばらく行くと前方に小さく無人島が見えましたがまだまだ先です。 その時、案内人の三人は私達に言いました。 「これ魚の餌ほら船の周りを見てここが一番 いろんなお魚さんが人間に懐いてくるところだよ。みんな餌の袋持った?じゃあここで餌を撒いてほらもうこんなにお魚さんが来てるでしょう。  ここはとても綺麗な海だからね。いろんな魚がやってくるんです」  私達は夢中で袋の中の餌を魚にあげました。 ところがその後、案内人の三人は私達に言いました。 「じゃあそろそろこのライフジャケットとシュノーケリングの水中メガネと足にこのヒレをつけてください。」 三人はそう言うとシュノーケリングの道具の付け方を教えてくれました。 その後、無人島案内人の三人は言いました。 「前方に見えるのが無人島です。 さあ冒険の始まりです。  私達は、あの無人島に行くんですが皆様ここから泳いで無人島まで行ってもらいます」 皆んな勿論驚かせる為の冗談だと思っていました。   一緒に船に乗った大学生の三人も「他の日本の旅行会社の船は無人島まで行って向かっていますよ。今私達の船を横切りましたよね?冗談ですよね?まだ無人島までだいぶありますよ」案内人の三人にそう言いました。  でも、三人の案内人の人は「それが冒険です。私達二人もお客様の周りで泳ぎますし何かあったら大変ですので周りにほら小舟を用意して浮き輪などもしっかり積んでいます。 ではこの船の下が一部開くのでそちらのハシゴを降りて海に入ってください。  ツアーの人達皆んな「えーまだ無人島ずっと先なのに泳ぐの?」と言う声を出していました。  私は「えっ?私泳げないよ。この距離無人島まで随分遠いよね?25メートルしか泳げないのに。あんな距離無理無理」心の中でそう叫んでいました。  すると案内人のタクさんは「大丈夫ですよ。私が責任を持って案内しますから。ひろみさんの側で泳ぐしジャケット着ているので身体をゆったりしていれば自然に浮きますので。ひろみさんは最後に海に入りましょう」そう言いました。  タクさんは私の手を支えてくださって海に入ったのですが、初めてのシュノーケリングでなかなか前に進まず。他の人と随分と離れてしまいました。  「えー進まない。私だけ取り残される。どうしよう皆んなもうあんなところまで泳いでる」と思っていると旦那と一人旅に来ていた社会人の男の人が「大丈夫ですか?」と言って近寄って来ました。  タクさんも小舟からビート版投げるように指示を出してくれたようで「このビート版に捕まってください」そう言われてしまいました。途中、時間がロスしてしまうとのことで近くの小舟に私と旦那だけが乗り無人島まで無事に到着しました。  無人島に着くと乗って来た大型船も無事に到着して三人は船から大きなビニールシートを出してひき大きな保冷剤が入ったボックスにお弁当が入っているので好きな時に食べてください。そしてこのたくさんの果物お菓子日本のお客様が好きな物を沢山置いて置きますので飲んでください。飲み物もこんなに用意しました。好きな時にここに来て休憩して好きな時に食べてください」そう言いました。集合時間になりましたらスピーカーでお声をかけます。そう言われ私達は時間まで自由に過ごしました。  私達の泳いで食べて泳いでという楽しい時間は少しづつ過ぎていきました。  その時、私が魚達に餌をあげているととても嬉しい事が起きたのです。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!