7人が本棚に入れています
本棚に追加
彼からのメッセージ
「まあや!愛してる♡」
彼からのメッセージ。
「『私もだよ〜』っと、」
私の名前は「真彩」。中学2年生。
今18歳の彼とお付き合いをしている。
彼はいつも「愛してる」「好き」「大好き」って言ってくれる。
最初は嬉しかった。
けれどそんな幸せなんて続かなかった。
「まあや〜」
「なあなあ」
「おーい」
「ねえ、無視?」
こんな感じに少しかまちょ(?)の人だった。
「『返信遅くなってごめんね💦どうしたの?』っと。」
この生活には慣れるしかないな…、
私はダンス教室に通っている。
練習21時までなんだけど親が「もうちょいやってから帰ろ〜」というので22時までダンスをしていた。
私は思い出した…それは、彼に「21時に習い事終わるからそっから話せる」と…
完全にやらかした…
しかもスマホ21時30分までしか使えないんだけど…、
まあ時間制限のことは伝えてるし大丈夫っしょ!
私はそのまま続けた。
ほんとうは「ごめん、長引きそうだから話せない」ってメッセージ送りたいけどダンス教室、スマホ出しちゃいけないんだよね。持ってきていいらしいけど
私は22時まで一生懸命練習した。
気づけば22時。
「やべ、帰らなきゃ!」
私は片付けを始め、コーチなどに「お先に失礼します。お疲れ様でした!」といい、走って帰った。
彼の配信枠に入り、「なんでなんも返してくれないの?」と言ってたので「ごめん習い事長引いた」と言った。
すると、
ポン♪
友達からメッセージが来た。
しかも、めんどくさい友達から…
「なあなあwこれお前のアカウントやろ?ww」
…あ、終わった。
こいつ人の広めてほしくないものを広める口軽の人間だった。
私は垢消ししないといけなくなった。
周りにバレるとやばいからだ。
そして私は彼にこう言った。
「ごめん、垢消ししないとかもしれない…」
彼「どした?なんかあった?」
「アカウントバレた。しかもリア友に。」
彼「あ〜…なるほどあいつか。〇〇やろ。」
「いや、〇〇は関係ない。」
「だから垢消しする、ごめんね。」
彼「は?じゃあ俺の配信もうこないの?」
「うん、そうなる…ごめんね。」
「じゃあね。」
そう言って私はアカウントを消した。
すると彼から大量のメッセージが…
って言いたいけどレッスン中に来たのも結構あった。
「今から話そうや〜」
「ねえ〜無視〜?」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「スタンプ」
「ねぇ〜」
「え、無視」
「?」
ーーーーーーーーー未読メッセージーーーーーーー
「……」
「もういい。」
「こんなやつだと思わなかった。」
「無理」
「バイチャ」
「もう無理別れようバイチャ」
「…」
私はだんまりした。すべて見ると54件。
そして彼はいつも「好き」や「愛してる」って言ってくれる。
正直私はその言葉が苦手になってきた。
時間制限の都合で返事を返せず、私は何もできなかった。
時間制限が解けたら私はきっとこう返す。
「わかった。短い間だけどありがとう。そしてさよなら。」
ー完結ー
最初のコメントを投稿しよう!