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貴恵くんは、わがまま
「.........ん、っ」
噛み付くように、
首筋に落とされる熱に思わず声が漏れた。
私、春乃ちゆ(はるのちゆ)がいるのは。
幼なじみで、同い年の高校2年生の吸血鬼。
夜宮貴恵(よみやきえ)くんのお家。
私は、いま、
貴恵くんのベッドに押し倒されてる状態。
幼なじみの貴恵くんは、
綺麗で、大人で、ミステリアス。
学校では、
女の子たちの視線を集めてしまうほど人気で。
──────私の近寄る隙のない男の子。
そんな、男の子に、
家では、欲しいままにされちゃう私。
欲しいままにされちゃうのは、
私が貴恵くんのこと、好きだから。
でも、言葉には出来なくって...............
「...............、ちゆ、足りないから、口開けて」
貴恵くんの甘い言葉に、素直に口を開ける私。
「ん、ぅ.........ぁ」
さっきまで、
首筋に落とされてた熱が、
ヌルリと口の中に入って来て熱くて。
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